マラソン雑誌やインターネットで調べているとよく「カーボローディング」という言葉を見ませんか?
マラソン大会前はやっておいたほうがいいとか、どんな食事をしたらいいなど情報が多くて迷いませんか?
マラソン初心者さんがレースにでるときにカーボローディングが必要かと言われたら「必要ありません」と個人的に思っています。
なぜオススメされているカーボローディングが初心者には必要がないのか?について紹介します。
目次
そもそもカーボローディングとは?
そもそもこのカーボローディングとはなにかというと、練習のように10㎞や20㎞程度であれば血管内の糖分や脂質で走るためのスタミナに変えることができます。
しかしフルマラソンのような42.195㎞ともなると血管内の糖分や脂質だけでは足りない状態でガス欠と同じ状況になってしまいます。
走る元気はあるのに前に進むことができない、つまり体を動かす栄養素が不足している状態となっています。
そこで対策としてカーボローディングがあります。
カーボローディングはレースの3日ほど前より炭水化物の多い食事をたくさん摂り、肝臓に栄養素を蓄える状態をいいます。
こうすることでレース本番でガス欠状態になりにくく走りきることができるようになるのです。
初心者にカーボローディングが不要の理由
市民マラソンでは補給食が豊富
最近の市民マラソンではエイドステーションで補給食が用意されていることが多く、カーボローディングを必死にする理由もなくなりました。
またインターネットやスポーツショップで補給食が購入できるので自分に合った商品を利用することも可能です。
だから難しいカーボローディングは現在では必須ではないんですね、
ふだんやらないことをレース前にやらないほうがいい
マラソン初心者さんを含めて、趣味でマラソンに参加される場合、日ごろからカーボローディングをやっていませんよね。
むしろ大会前はふだんしないことをやらないほうがいいです。
特にレース前はいつも食べる食事を適量とるほうが次の日のコンディションにいい影響を与えることが多いです。
むしろ特別なことをしてパフォーマンスが悪くなるのもちょっと考えものです。
カーボローディングが必要なレベルは?
マラソン初心者さんにカーボローディングは必要ではないということをここまで説明してきました。
では実際のところどれぐらいのランナーに必要なのか?というと、
フルマラソンを3時間台で走れるランナーではカーボローディングは有効というふうに言われています。
3時間台で走れる走力であれば体内にためている栄養素+アルファで十分に走れるので、補給食やエイドステーションに寄らないという前提であればカーボローディングは有効なんです。
一般的な市民ランナーと比べると好タイムを連発するエリートランナーは時間を競うためエイドステーションに寄ることはほぼないです。
だから少しでも時間を短縮することを第一に考えてカーボローディングを取り入れるというのはエリートランナーにとって必要です。
私たち初心者ランナーはそこまでタイムも出せないし、ストイックにもなれませんよね?
楽しむこととしてのマラソンをするのであれば色々と情報は掲載されていますが、いつもの食事をおいしく食べることのほうが大切だといえます。