初心者ランナーに多い、膝の内側からスネにかけて痛む怪我を鵞足炎といいます。ランナーだけでなくサッカーをする人にも多く繰り返して痛みが出るちょっと面倒なケガです。
走っているときに足を後ろに蹴りだすときやスピードが出ているときに急ブレーキやターンをしたとき、そして長距離を走ったあとに膝の内側に痛みが出る怪我を鵞足炎といいます。
鵞足炎は初心者ランナーにもなりやすく、何度も再発を繰り返す怪我なのでしっかりと治して再びならないように対策することが大事です。
目次
鵞足炎の原因、症状とは?
鵞足炎の鵞足とは膝の内側にある腱で鵞取りの足に似ていることから名前が付けられています。
この部分に刺激が加わったり、O脚やX脚の方の場合だと炎症が起きやすくなります。
また走るときに着地が内側になっている人は注意が必要です。
鵞足炎に多い症状として、
- 走ると膝の内側が痛い
- 膝の内側を抑えると痛い
- 膝の内側が腫れているような気がする
基本的には膝の内側が痛かったり、腫れていたり、やや熱っぽい感じがしている場合は鵞足炎の可能性が高いです。
鵞足炎の治し方と対策方法は?
鵞足炎の治し方、病院で診てもらったときの治療方法としてはほぼ一貫していて冷やすことが大事です。
もちろんランニングは痛みが治まるまでの間、休む必要がありますがだいたい1週間から2週間で痛みが引くことが多いでしょう。
また炎症を抑える方法として病院の場合だと炎症を抑える薬や湿布の処方もあります。
サポーターなども効果的ですが痛みが和らいだため痛みを忘れて運動してしまうと炎症が再び起こる可能性が高いため焦らず休憩だと思って休みましょう。
鵞足炎の予防方法としては開脚のストレッチをすると鵞足部分が伸びて効果を期待できます。
ただし痛みがある場合は控えておいた方が無難です。
また膝に痛みが出る人に多いのが体重が大きい人もなりやすいです。
痩せるために、ダイエットのためにランニングをはじめるのは素晴らしいことですがまずは体を慣らしてから走ることも大事です。
その場合にはウォーキングや食事制限で体重を少し落としてからランニングに移行するのがベストです。
まとめ
鵞足炎は初心者ランナーになりやすく、無理をしがちなランニング初期の段階で起きやすい怪我です。
走りはじめのころはついつい頑張りすぎてしまいますがせっかくのいい気分を怪我でテンションダウンさせてしまうのは本当、もったいないことですし、実はよくあることなんです。
もしけがをしてしまった時にはがっかりせず治療することに専念し、再び起きないように対策、予防をしていきましょう。