ランニング中のケガで多いのが肉離れです。
気持ちよく走っているときに突然「ズキ!!」って経験ありますよね?
肉離れはベテラン、初心者関係なく誰にでもなるし突然痛みが出るので予測も難しいです。
ところでこの肉離れになったらいつ練習を再開していいか悩んでいませんか?
結論から言うと完全に痛みがなくなってから練習を再開するべきだといえます。
目次
肉離れの痛みが完全になくなるまで休養したほうがいい理由
肉離れになったら激痛が走ってとてもじゃないけど走ることなんて無理ですよね。
だけどしばらく休養するとその痛みが和らいできて少しぐらいなら運動しても大丈夫じゃない?って思いますよね。
肉離れの怖いところがここで、ちょっと痛みがマシになってきたらついつい練習を再開してしまい再び肉離れになってしまうという「クセになりやすい」ケガということなんです。
しかも、肉離れはケガのように見た目的に変化があるわけでもないし完治したのかなんてわかりづらいと思います。
そこであくまで目安になりますが、肉離れがクセになりたくないと思ったら痛みがなくなってから最低一か月は休養することをオススメします。
レースも近いのにそんなに休養できないよ!って思う方もいるでしょう。
だけど焦って練習して再び疲労がたまることでトラブルが起こることは簡単に予測できますよね。
どうしても肉離れ中に体を動かしたい場合は?
本来であれば完全に休養することが望ましいのですが、肉離れになっても体を動かしたい場合のおすすめは水中ウォーキングです。
スポーツジムやプールの利用ができる方は水中ウォーキングであれば負担も少なく体幹を中心に鍛えることができるのでインナーマッスルの強化となりケガをしにくい体になります。
ただしこれも無理は禁物はいうまでもありません。
肉離れ中のケアは?早く治すには?
肉離れで痛めてしまった足の筋肉を出来るだけ早く治す方法としてアイシングとマッサージがあります。
肉離れで起きた痛みは炎症によるものなので急性期は冷やすことが大原則です。
とくに痛みがでて48時間以内は冷やすことが大事です。
またマッサージも有効ですが、素人が思いつくままにマッサージをするのはあまり推奨されません。
病院であれば理学療法士、整体であれば柔道整復師など専門知識をもった方に「肉離れを起こしている」ことをはっきりと説明して的確な施術を受けましょう。
肉離れ休養後のトレーニングメニューの考え方
肉離れを起こして完全に休養してから練習を再開する場合のメニューはじっくりとはじめることをオススメします。
マラソンも近いからと急ピッチで今までのように走るというのは完全に間違いで、極端に散歩から始めるぐらいがいいです。
また心肺機能を上げる目的の単距離ダッシュも控えておくべきです。
単距離ダッシュは足の筋肉にかなりのダメージを残します。
このダッシュが原因で肉離れになる人も多いのでぐっと我慢してコツコツと足に負担をかけずにゆっくりと走りましょう。
肉離れ後のトレーニングは焦ったら負けです。
極端な考え方でいうと、レース前に肉離れを起こしてしまったらレース日までは休養するぐらいがいいです。
無理をしていいことがひとつもありません。